2009年12月14日月曜日

「マネー資本主義」

毎日の生活で繰り返し報道されるニュース。
今年は民主党が政権となり、
いわば“革命”的な出来事だといわれています。

その流れはわかりにくいし、小難しいですが、
政治と経済との流れを合わせて考えると身近になります。

他人事ではなく、自分の生活に直結する“いま”
をある程度理解するために、
良質な番組を視聴することは大事だと思います。

もちろんドラマや娯楽(バラエティーなど)で、
気分転換したり、笑って気分転換することは必要です。
しかし本当に大事なことを無視したり、
無知でいることに慣れてしまうのは危険なことです。
戦後から劇的な経済成長を成し遂げた日本が、
なぜ方向修正?できずに現在のような状況に陥ってしまったのか?
これからの展望や希望は?
自分たちで切り開いていくしかないのですから。。。

民放の放送局が軒並み似たような番組でくだらない放送を垂れ流している中で、
勉強になる良質な番組もあると思います。

『NHKスペシャル』は良識あるかたには知的好奇心を満たしてくれる、
数少ない番組のひとつとしてお勧めします。

そのシリーズの中の一つが、
『NHKスペシャル チャイナパワー』

【いまや世界は中国なしには成り立たなくなっている】

ということが映像で少しは実感できるのではないかと思います。
海外の動き現地の様子は実際にそこにいって、
できれば生活をしてみないと本当の現実は見えてきません。
レポーターや記者が現地に行って報告するのは、ほんの表面にずぎず、
氷山の一角です。
TV番組で取り上げられるのはあくまで上からの視点で制作されている、
=マクロの視点
ということをしっかりと認識して視聴していただきたい、
と願います。






NHKスペシャル チャイナパワー 
第3回「膨張する中国マネー」


2009年12月13日(日) 午後9時45分~10時34分
総合テレビ

<番組内容>

年々増える中国の対外投資。
その仲介を行う投資銀行が、今、中国で続々誕生している。
北京にある投資銀行を密着取材、海外での企業買収や資源獲得に向けた戦略を見つめる。
年々増える中国の対外投資。
その仲介を行う投資銀行が、いま中国で続々と誕生している。
アメリカに長く住んだ“帰国組”などが、海外経験や人脈を生かし、
マネーの橋渡し役を果たしている。
いまや中国マネーは、世界経済を動かすほどの規模になりつつある。
北京にある投資銀行を密着取材し、
海外での企業買収や資源獲得に向けた戦略を見つめる。

番組HP↓

→チャイナパワー
第3回 膨張する中国マネー


金融危機によって世界的に資本が収縮する中、巨額の公的資金を投入して内需拡大に務める中国は、救世主のような存在と見られている。
中国をめぐる資金量の増大をあてこみ、投資銀行が急成長、
北京や上海には次々に新しいオフィスが誕生している。
中には留学生として渡米し、アメリカ仕込みの手法を身につけて母国に戻った銀行家も多い。彼らは、海外から集めた多額の資金を中国の成長産業や優良企業に投入、
逆に巨額の資金量を誇る中国系銀行や国内企業と組んで、
アメリカなどの外国企業を買収したりパートナーシップを結んだりしている。
数年前に設立された、ある中国投資銀行の活動に密着、
世界を駆ける中国マネーの実態に迫る。



チャイナパワー
第2回 巨龍 アフリカを駆ける

2009年11月29日(日) 午後9時45分~10時34分
総合テレビ

世界的な経済危機のなかで巨大化する中国の存在感、企業の海外進出は勢いを増すばかりだ。その象徴は、各国のグローバル企業がこぞって進出しているアフリカでの活動である。
豊かな天然資源、成長するマーケットとして注目を集め、将来の世界の経済成長の鍵を握るともいわれるアフリカ。
欧米の企業が、経済不況で相次いで撤退し、現地がそのしわ寄せに苦しむ中で、
中国企業はアフリカと共存共栄をはかるプロジェクトを次々と立ち上げ、そのシェアを急拡大している。
エチオピアでは、世界で唯一、一国の携帯電話システムの整備をすべてひとつの中国企業が引き受け、辺境の地で、文字通り道なき道をいくような工事が進行している。また、銅の世界的な産地、ザンビアでは、民間の中国企業が、あらたな開発に乗り出した。そうした進出の背景には、政治外交レベルまでふくめた中国の国ぐるみの手厚い支援があり、徹底した相互発展のコンセプトがある。番組では、アフリカの開発の最前線で活動する中国企業に密着、そのあらたなネットワークはいかにしてつくられ、今後の世界でどんな意味をもっていくのか考えていく。
→チャイナパワー
第2回



チャイナパワー
第1回 “電影革命”の衝撃


→チャイナパワー
第1回


2009年11月22日(日) 午後9時30分~10時19分
総合テレビ

建国60周年を迎えた中国。いまや世界は中国なしには成り立たなくなっている。

本シリーズでは、文化大国を目指して動き始めた国家戦略、新たなネットワークを築きながら海外進出を果たす中国企業、世界中から集まり再投資されるチャイナマネーにスポットをあて、世界で存在感を増す中国パワーを徹底解剖する。(全3回)。
 
第1回は、文化大国を目指して動き始めた各界の激変ぶりを描く。
世界的な「映画大国」に向け始動して2年。
「レッドクリフ」などの作品がアジア市場で次々と興行収入一位となり、ハリウッドで活躍していたジョン・ウー、ピーター・チャンなどの監督達が大挙して中国に活動拠点を移した。香港映画の顔役達も北京に事務所を構え、台湾、韓国、日本などのスターが集結する。東南アジアや南太平洋では、映画に加えてテレビドラマや中国語など、中国ブームが到来し、その存在感は急浮上している。さらに建国60年を迎えた今年は、“孔子”や“清朝末期の歴史絵巻”が登場。世界中から投資資金が殺到した。世界に誇れる文化の存在は、国民の団結心を保つためにも大きな期待と役割を担っている。尊敬される国を目指す中国の文化戦略を追う。


これから放送予定の、
おすすめの番組↓

2009年12月20日(日) 午後9時45分~10時58分
総合テレビ

マネー資本主義・興亡の30年(仮)

去年秋の金融危機から1年余り、激動の2009年が終わろうとしている。
再び危機を起こさない仕組みはできたのか?
強欲な資本主義の適切な御し方を世界は身につけたのか?世界経済は深刻な状況を脱したと各国当局者が発言し、
「金融危機の首謀者」であるアメリカの巨大金融機関が再び莫大な利益を手にする一方で、
本当の意味で危機の教訓が今にいかされているとは到底言えない。
あれほど大きな批判を浴びた金融機関の高額報酬の問題さえ、
いまだ有効な規制を打ち出すに至っていないのだ。

ことしの4月から7月、5回シリーズで放送した「マネー資本主義」。
膨大な当事者の証言をもとに30年の歴史をひもとき、金融危機に至る勃興と転落の課程をつぶさにたどりながら、危機の本質を明らかにしようとした。
激動の年の終わりにあたり、
「投資銀行」
「アメリカ当局」
「年金基金」
「金融工学」
とプレーヤーごとに見たこの歴史を、もう一度ひとつの流れとしてまとめ、
今何を考え、行動すべきなのか、よりくっきりと浮かび上がらせたい。
なぜ危機を止めることはできなかったのか。高額報酬や高いレバレッジはなぜ規制されることはなかったのか。
再びバブルへと動き出したともいわれるウォール街の最前線の動き、
確かな規制の取り組みに踏み出せない世界の最新の状況も合わせてみながら、
30年の興亡の歴史を反芻(すう)。

「マネー資本主義」の決定版をお送りする。

→マネー資本主義・興亡の30年


<シリーズ マネー資本主義>

■第1回 “暴走”はなぜ止められなかったのか ~アメリカ投資銀行の興亡~
2009年4月19日(日)午後9時00分~ 総合
■第2回 “超金余り”はなぜ起きたのか? ~カリスマ指導者たちの誤算~
2009年5月17日(日)午後9時00分~ 総合
■第3回 年金マネーの“熱狂”はなぜ起きたのか
2009年6月14日(日)午後9時00分~ 総合
■第4回 ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか
2009年7月19日(日)午後9時00分~ 総合
■最終回 危機を繰り返さないために
2009年7月20日(月)午後7時30分~ 総合
■興亡の30年(仮)
2009年12月20日(月)午後9時45分~ 総合



以上です。

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